「コーヒーください」を英語・フランス語・スペイン語でマスターする方法!〜便利な例文と表現集〜
海外旅行先のカフェで飲み物を注文したら、希望のものとは全然違った飲み物が出てきた! なんて経験をしたことありませんか? 笑って済ませられるならともかく、実際に体験すると、自分の外国語スキルを否定されたかのようで案外ショックですよね。
そこで本記事では、コーヒーの由来に加え、__様々な言語でコーヒーを注文するための便利な例文と表現集__をまとめてみました。 __英語、フランス語、スペイン語__の表現からご紹介します。 地元の人のようにスムーズかつ自然な表現で注文できるよう、ぜひご参考にどうぞ。
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コーヒーという言葉の由来は?
「コーヒー」という単語が英語で使われるようになったのは、1600年代のこととされています。 コーヒーの木(アラビカコーヒーノキ)はエチオピアのカファ県発祥とされ、その後中東にコーヒー豆が輸出されるようになったということです。
アラビア人らはコーヒーを「قهوة」(クアーワと発音)と呼んでいたとされています。 その後、ベニスの商人にコーヒー豆が売られるようになり、トルコ語の「kahveh」(カーフェーと発音)からヒントを得て「カフェ」と呼ばれるようになったとされています。
このようにして、英語の「コーヒー」という単語が生まれるに至ったとされているのです。
コーヒーを外国語でなんと言う?
まずはコーヒーをそれぞれの言語でどのように呼ぶか、見ていきましょう!
- 中国語: 咖啡 (Kāfēi)
- マレー語: Kopi
- フランス語: Café
- ドイツ語: Kaffee
- 韓国語: 커피 (Keopi)
- ポルトガル語: Café
- ロシア語: Кофе (Kofe)
- スペイン語: Café
- アフリカーンス語: Koffie
- オランダ語: Koffie
- フィンランド語: Kahvi
- ギリシャ語: Καφές (Kafés)
- ヒンズー語: कॉफ़ी (Kofee)
- アイスランド語: Kaffi
- ルーマニア語: Cafea
- スウェーデン語: Kaffe
ああ、こんなに沢山コーヒーという単語が並んでいると、淹れたてのコーヒーを飲みたくなってきましたね。
それでは、ここから本題に入りましょう!
英語、フランス語、スペイン語でコーヒーを注文するための便利な表現と例文を見ていきます。
英語での注文
Tandemチームのアメリカ人スタッフとイギリス人スタッフに確認したところ、コーヒーを注文するにあたって、アメリカ英語とイギリス英語において特に大きな違いはないということでした。
ですが、いくつか注意しておきたい点があります。
・「ブレンドコーヒー」自体は存在するけれど、そのまま「ブレンドコーヒー」と言うと不自然に聞こえてしまうので注意
日本で主流のブレンドコーヒー。 数種類の別々の産地の豆をブレンドして作ったコーヒーです。
英語圏でも、もちろん同じものは存在していますが、注文するときの表現に気をつけましょう。 というのも、日本人が使う「ブレンドコーヒー」という単語では、通じない可能性があるからです。
英訳として一番自然なのは「house blend(ハウスブレンド)」という表現。
ですから、カフェなどで注文するときには「A cup of the house blend, please(ア・カップ・オブ・ザ・ハウス・ブレンド・プリーズ)」(ブレンドコーヒーを1杯ください)と言えると、スマートです。 良ければ、このまま使ってみてくださいね。
・「アメリカンコーヒー」は日本語ならではの表現?
日本でもう一つ主流なのが「アメリカンコーヒー」。
アメリカ国内のカフェで頼む場合は、一般的には、実はシンプルに「coffee(コーフィー)」と言ってしまえば、日本人が期待するアメリカンコーヒーに近いものが出てくるようです。
「American coffee(アメリカンコーフィー)」という単語をそのまま使っても、期待通りのものが出てくることもあるかもしれません。 ですが、基本的に少し不自然な印象があるということです。
また、イギリスやアメリカ国内で、「Americano(アメリカーノ)」なるものがメニューに書かれている場合があります。
これは、エスプレッソにお湯を足したものであり、日本でいうアメリカンコーヒーとは少し異なりますのでご注意を。 アメリカ国内では、アメリカーノをあえて頼むという人はあまりいないのでは、とTandemスタッフもコメントしています。 むしろ、ちょっと不思議な飲み物とさえ思われているようです。
・「アイスコーヒー」は英語圏でも大人気。こだわり派なら水出しコーヒーにトライ
暑い夏の時期などは、アメリカやイギリスでもアイスコーヒーが主力商品として人気であるとのことです。
アイスコーヒーが欲しい場合は「iced coffee(アイスドコーフィー)」を頼みましょう。 「ice coffee(アイスコーヒー)」ではない点に注意です。
また、こだわり派のカフェでは、水出しコーヒーも準備しているかもしれません。 水出しコーヒーを注文する場合は、「cold brew(コールドブリュー)」という単語を使いましょう。 この単語は日本でも浸透しつつありますね。
・「カプチーノ」や「ラテ」、「フラペチーノ」は健在
今では国外のスターバックスコーヒー等でもグリーンティーフラペチーノなどが飲めるようになりました。
その他、カプチーノやラテなども、日本と共通で人気のようです。 これらに関しては日本と得に表現は変わりません。
さて、以上のポイントを押さえた上で、便利な例文をご紹介します。
基本として、まず以下のフレーズをおさえましょう。
- 「A cup of ⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️, please」
- 「May I have a (small, tall, largeなどからサイズを選択)⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️, please」
さらにミルクなどのオプションを加えたい場合は、
- 「May I have a (small, tall, largeなどからサイズを選択)⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️ with soy milk, please」 などと、「with」の後にオプションを加えましょう。
英語圏のカフェでは、普通の牛乳に加えて低脂肪乳(low fat milk=ローファットミルク)や豆乳(soy milk=ソイミルク)、ココナッツミルク(coconut milk=ココナッツミルク)、ライスミルク(rice milk=ライスミルク)、アーモンドミルク(almond milk=アーモンドミルク)、オートミルク(oat milk=オートミルク)などのオプションも用意している場合があります。 お好きなものを選んでみましょう。
また、注文した後に「For here, or to go?」 (店内で、もしくはテイクアウトご希望ですか?)と訊かれる場合も多いはずです。 その場合は、
- 「For here, please 」(フォアヒア、プリーズ)
- 「To go, please 」(トゥーゴー、プリーズ)
などと答えましょう。
2. フランス語での注文
さて、フランス語でコーヒーは「un café」ですが、これを注文すると、エスプレッソが出てきます。
そう、アメリカンコーヒーのような薄めのコーヒーが欲しければ、別の単語で注文する必要があるのです。
まず、「Une noisette」(ウン・ノワゼッ)。 これは、エスプレットのショットに、温かいミルクを少し加えたもの。
そして、「Un allongé」(アン・アロンジェ)が、フィルターで入れたコーヒーに一番近く、つまりはアメリカンコーヒーに一番近い存在と言えるでしょう。 ただし、それでも普通のフィルターで入れたコーヒーよりも強いのでご注意を。
さて、それでは注文するための例文を見てみましょう。 まず、注文するときに重要なのが、冒頭に「ボンジュール(こんにちは)」をつけることです。
初対面の相手と話すにあたっての大切なマナーとなりますので、忘れないように心がけましょう。
- 「Bonjour. Je voudrais un café, s'il vous plaît.」(ボンジュール、ジュヴドレ・アン・カフェ)
また、テイクアウトを希望する場合は、次のフレーズを使いましょう。
- 「Cafe à emporter.」(カフェ・ア・エンポルテー)
最後には、おなじみの「ありがとう」で締めくくれば完璧です。
- 「ありがとう」=「merci」(メルシー)です。
3. スペイン語での注文
まずはシングルショットのエスプレッソを注文したい場合は、「Café Solo」(カフェ・ソロ)を注文しましょう。 眠気覚ましに効果絶大のダブルショットが欲しい場合は「Café Doble」(カフェ・ドブレ)を。
ただし、ものすごく濃厚ですので、午後に飲むと夜眠れなくなるかもしれません! ご注意を。
エスプレッソは強すぎる、という人には、「Cortado」(コルタード)がおすすめです。 エスプレッソに温かいミルクを少量加えたものになります。
一方で、エスプレッソに普通のミルクを多めに入れたものは「Café con leche」(カフェ・コン・レチェ)と呼ばれます。
そして、スペイン語圏で「Café Americano” (Americano)」(カフェ・アメリカーノ、もしくはアメリカーノ)と呼ばれるものは、エスプレッソにお湯を入れて薄めたものとなります。
日本のアメリカンコーヒーとは若干違いますので、ご注意を。
また、最近ではスペイン語圏でもカプチーノが一般的になってきました。これは普通に「cappuccino(カプチーノ)」で通じますのでシンプルですね。
さて、次はスペイン語で注文してみましょう! スペイン語圏でも、相手への尊敬の念を込めて、丁寧な表現を試みてください。 以下の例文をご参考にどうぞ。
まずはフランス同様に、挨拶から入りましょう。
- 「¡Hola!」(オラ!=こんにちは)
- 「¡Buenos días!」(ブエノス・ディアス=おはようございます)
- 「¡Buenas tardes!」(ブエナス・タルデス=こんにちは)
などの挨拶で会話を始めます。そして、その後は次の通りです。
一番短くシンプルにしたい場合は、
- 「Un ⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️, por favor.」
を試しましょう。 例:「Un cortado, por favor.」(ウン・コルタード、ポルファボール)
もう少し長い文章で言ってみたい場合は、以下のようなバリエーションを試してみましょう。
- 「¿Le podría pedir un ⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️, por favor? 」(レ・ボドリア・ペディール・ウン・⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️、ポルファボール?)
- 「¿Puede darme un café solo, por favor?」(プエデ・ダールメ・ウン・カフェ・ソロ、ポルファボール?」
- 「Me gustaría un ⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️, por favor. 」(メ・グスタリーア・ウン・⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️、ポルファボール)
また、「¿Para aquí o para llevar?」(パラ・アキー、オ、パラ・ジェバール?)と訊かれたら、「ここで飲みますか?それとも持ち帰りですか?」の意です。 希望に合わせて、
- 「Para aquí, por favor. 」(パラ・アキー、ポルファボール=店内でいただきます)、もしくは
- 「Para llevar, por favor.」(パラ・ジェバール、ポルファボール=持ち帰りです) と答えましょう。
また、スペイン語圏でもそれぞれの国で独特の言い回しがあります。 例えば、筆者がかつて住んでいたメキシコでは、次のような言い回しがよく使われます。
- 「Le encargo un ⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️, por favor. 」(レ・エンカルゴ・ウン・⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️、ポルファボール)
この「encargar」という動詞は「任せる、〜を頼む」というような意味があり、メキシコでは何か物などをお願いするときや、お会計伝票を頼むときなどにも頻繁に登場します。
これはメキシコならではの表現ですので、スペインなどで使うと、メキシコでスペイン語を習ったと思われる可能性が多いことでしょう。
__スペイン語圏では、特に初対面の相手や年上の相手には丁寧に話すことがとても大切なマナーとされます。 __お願いごとや注文のあとには、最後に「ポルファボール」をつけるのを、どうぞお忘れなく。
以上、いかがでしたか? 旅先でスマートにコーヒーをオーダーできるようになる日を目指して、引きつづき語学学習を続けていきましょう!
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