中国語をオンラインで学ぼう
今年こそ中国語をマスターしよう
中国はその長い歴史と豊かな文化が魅力的な国であり、世界最大の人口を誇る国でもあります。中国語を母国とするネイティブスピーカーは世界におよそ12億人いると言われます。よって、中国語は世界で最も話されている言語のひとつであるといえるでしょう。中国語にも様々な方言(fāngyán)があり、いわゆる標準語として扱われる北京語に加えて、広東語、蘇州語、福州語、潮州語、海南語など多くの方言が存在しています。
この記事では、最も標準の中国語とされている北京語に着目してみたいと思います。
中国語を勉強するメリットは?
外国語の勉強を成功させるコツはずばり、モチベーションを長く維持させることにあります。つまり、なぜ中国語を勉強したいのか、その理由を自分の中に明確にすることが大切です。中国語を勉強したい理由をいつでも感じ続けることができれば、もし勉強していて辛くなっても、あきらめずに続ける可能性が高くなるからです。
1.新しい出会いを期待できる: 中国は、英語を話せない人も多くいます。よって、中国語を話せるようになることで、12億人とのコミュニケーションが可能になるのです。つまり、世界総人口の14.6%との意思疎通が可能になることを意味しています!外国語で人とコミュニケーションできるようになると、世界観がぐっと変わり、人生が変わりはじめます。
2.中国文化とメディアを理解できる: インターネットを通じて中国を知るにおいても、中国語が重要なキーポイントとなります。というのも、中国ではGoogleが日本では問題なく使えるSNSが利用できないなど、インターネット事情が大きく異なるからです。中国語ができるようになることで、インターネットを通じて中国文化に触れることができるようになります。
3.ビジネスに生かせる: 中国は世界経済におけるビッグプレイヤーです。中国国内の経済成長はどんどん進み、技術面においても世界をリードする存在になりつつあります。仕事でどうしても北京語ができなければいけないという状況はあまりないかもしれませんが、北京語ができることが有利になることは確実でしょう。
4.旅行で生かせる: 北京語を話せるようになると、中国だけでなくその他のアジアの国でも非常に便利です。北京語ができるというだけで、普通の観光客では辿り着けないような秘境の地を訪れたり、現地の人々と交流しながら濃厚な経験をすることができるでしょう。
中国語の文法
まず中国語の文法では、いわゆる英語の「a」や「the」にあたる冠詞が存在しません。そして、単数系や複数形にあわせて名詞が変容したり、ヨーロッパ系言語にあるような女性名詞や男性名詞の区別もありません。
語順について
中国語の基本的な文法構造は英語に近いと言われています。単純な文章であれば、主語→動詞の順、あるいは主語→動詞→目的語の順番になります。
主語 | 動詞 | 目的語 | 訳 |
---|---|---|---|
我 Wǒ | 吃 chī | 肉。 ròu. | 私は肉を食べます。 |
你 Nǐ | 喝 hē | 水。 shuǐ. | あなたは水を飲みます。 |
他 Tā | 说 shuō | 中文。 Zhōngwén. | 彼は中国語を話します。 |
ここまで簡単な文章をみる限りは英語の文法に似ているように見えることでしょう。しかし、より複雑な文章になるにつれて、中国語の文法は必ずしも英文法と同じではないことがわかってくるはずです。
また、単純な文章であれば、文末に「吗 (ma) 」を加えることで、「はい/いいえ」で答えられるような疑問文にすることができます。例えば、「他 是 老师(彼は先生です)」という文章の終わりの部分に「吗 (ma) 」を加えて、「他 是 老师 吗?」 にすることで、「彼は先生ですか?」という疑問文にすることができます。
数字
今度は数字をみていきましょう。これは、読み書きにおいては日本人にとっては簡単です!
数字 | 中国語表記 | ピンイン |
---|---|---|
1 | volume_up一 | yī |
2 | volume_up二 | èr |
3 | volume_up三 | sān |
4 | volume_up四 | sì |
5 | volume_up五 | wǔ |
6 | volume_up六 | liù |
7 | volume_up七 | qī |
8 | volume_up八 | bā |
9 | volume_up九 | jiǔ |
10 | volume_up十 | shí |
北京語で10は「十 (shí)」、11は「十一 (shíyī)」、12は「十二 (shí'èr)」、13は「十三 (shísān)」というふうに続いていきます。ちなみに、20は「二十 (èrshí)」、30は「三十 (sānshí)」です。そして、100は「百 (yībǎi)」です。
中国文法における「アスペクト」について
中国語では、時制や誰が主語であるかによる動詞の語形変化はありません。代わりに、「アスペクト」あるいは現在・過去・未来を表す「相」を示す語をつけます。
例えば、過去・現在・未来という時制を表す文章をつくるときには、次のような語がつきます。 ・過去の場合→「了 (le)」 ・現在の場合→「过 (guo)」 ・継続の時制の場合→「着 (zhe)」
これらに加えて、昨日を意味する「昨天/zuótiān」や今を意味する「在/zài」などの語が使われたり、あるいは文脈から読み取ることが必要となります。
りんごを食べています: volume_up我 (Wǒ chī yī kē píngguǒ)
りんごを食べました: volume_up我吃 (Wǒ chīle yī kē píngguǒ)
明日りんごを食べたいです: volume_up我 (Wǒ míngtiān xiǎng chī píngguǒ)
中国語の発音と基本的な中国語のフレーズ
中国語学習における一番の難関ともいえるのが、発音でしょう。これは習いはじめの段階からきちんと基礎を築くことが重要です。
北京語は、トーン(四声あるいは声調と呼ばれます)が非常に重要な言語です。つまり、声調によって言葉の意味が変わってしまうということになります。これは北京語初心者には難しく、正しい声調で発音できるようになるまではひたすら練習が必要です。
中国語の声調は4種類あります。下の表で内容を確認しましょう。
声調 | 発音 | 記号 | 例 |
---|---|---|---|
第一声 | 高く一定した音 | 真っ直ぐの横線 | mā (母) |
第二声 | 下から上へと上がる音 | 右肩上がりの線 | má (麻) |
第三声 | 高音から低音へと下がり、その後もう一度上がる | V字の形の記号 | mǎ (馬) |
第四声 | 上から下へと下がる音 | 左肩上がりの線 | mà (呪う/虐待する) |
軽声 | 軽く素早く発音 | 記号なし | ma (疑問を表す語気助詞) |
中国語には「ピンイン」と呼ばれる発音表記法があります。ピンキンはアルファベットで表記され、外国人だけでなく中国人にとっても正しく発音するためのガイドラインとなります。 ピンインの学習において気をつけたい点、それはアルファベットで書かれていても、発音は英語とは異なるという点です。たとえば、「xi」というピンインと「si」というピンインは似ているように見えます。しかし、実際の発音は「xi」の場合は「see/shee」に近く、「si」の場合は「sih/suh」に近いのです。
また、トーンを間違えて発音すると、全く違う言葉を意味してしまう可能性もあります。もしトーンの違いを理解できないとなると、中国語を聞いて理解するのは難しいでしょう。ですが、心配しすぎる必要はありません。まずは、簡単な基礎的な中国語のフレーズから勉強していきましょう!
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