春節/中国旧正月の赤い提灯春節/中国旧正月の赤い提灯春節/中国旧正月の赤い提灯春節/中国旧正月の赤い提灯
カルチャー

旧正月:知っておきたい雑学とフレーズ

世界中で何百万人もの人々が1月1日の元旦をお祝いします。この新年の始まりは、さまざまな文化において重要な瞬間、新たなスタートで、これから起こるワクワクするような出来事を待ち望む時期でもあります。でも、1月1日に新年を祝わない地域ではどうでしょうか?

多くの東アジアの人々や世界各地に居住するアジア系の人々にとって、新年のお祝いは通常1月下旬から2月中旬の間に行われます。実のところ、旧正月(春節)は中国で使われる太陰暦で最も重要な行事であり、1週間にわたる休日となることが多いです。

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中国の旧正月についての雑学

2024年の中国の旧正月のお祝いを始める前に、いくつかの基本知識を先に説明しておこうと思います。覚えておきたい中国の旧正月に関する興味深い雑学をいくつかご紹介します。

・中国の旧正月は16日間続き、中国で最も長い祝日です
・中国の旧正月で国民の休日となるのは、最初の1週間だけです
・中国の旧正月は「春節」と呼ばれることもあります
・多くの家庭では爆竹を使って「ニエン」という名の怪物を追い払います
・また、ニエンを追い払うために赤い色が使われます
・旧正月には、紅包(赤い封筒)にお金を入れて贈る習慣もあります
・旧正月は家族中心の休日です
・旧正月に最もよく食べられる食べ物は餃子です
・旧正月には、幸運を「洗い流してしまう」ことになるので、シャワーを浴びたり掃除をしたりしてはいけません
・新年のお祝いは、ランタン祭りで締めくくられます

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中国の旧正月はいつですか?

1月1日は覚えやすい日付ですが、中国の旧正月は予測するのが少し難しいです。その日付は、古代中国人が月の満ち欠けの周期から考案した太陰暦に基づきます。つまり、中国の旧正月は毎年異なる日に祝われます。

現在、中国ではグレゴリオ暦(世界の他の地域と同様の暦)を使用する人が多いですが、旧正月のような重要な祝祭日には、伝統的な太陰暦が今でも使用されています。太陰周期は毎年異なるため、祝祭日も毎年変わりますが、通常は1月下旬から2月中旬までの間に行われます。今年は2月10日(土)が旧正月です。当日とその前夜(大晦日)には、友達への新年の挨拶をお忘れなく。

2024年の旧正月は、十二支のどの動物と結びついていますか?

中国文化では、昔から各年を十二支の動物と関連付ける伝統があります。自分の生まれ年の干支を調べれば、自分の干支を簡単に確認できます。

例えば、1995年に生まれた人は「亥年」生まれです。1999年に生まれた人は「卯年」生まれです。2024年に生まれた人は「甲辰(木の辰)」生まれとなります。

中国人の多くは、その年の干支が自分の干支である場合、その年は不運に見舞われやすいという信念を持っています。例えば、2000年生まれの人は、2024年に不運に見舞われる可能性があるかもしれません。ありがたいことに、干支がもたらす不運を避ける簡単な方法があります。赤は幸運の色と言われており、襲い掛かる不運を打ち消す力があると言われています。ですから、2024年には毎日赤いものを身につけていれば大丈夫というわけです!

十二支は12年ごとに繰り返されるため、前回辰年だったのは2012年です。しかし、このサイクルは五行(火、土、水、金、木)の間でも切り替わります。2012年は壬辰(水の辰)の年でした。2024年は甲辰の年となります。辰年は成功、権力、名誉、そして運ももたらすと言われています。甲辰の年は想像力と創造性を象徴しますので、とてもエキサイティングな組み合わせとなるでしょう。

旧正月には何が食べられていますか?

餃子は中国で広く親しまれている伝統的な食べ物のひとつで、中国人で元旦に餃子を食べる人が多いのも当然と言えます。とは言え、中国は広大で多様性に富んだ国であるため、地域によって食べ物が異なり、新年の料理にも独自のバリエーションがあります。年糕(ニャンガオ)と呼ばれる特別な正月用のおこわや、春巻、特別な調理法で調理された家禽類(特に鶏)や魚を食べる地域もあるでしょう。これらの食べ物はすべてポジティブなイメージと結び付けられており、新年の幸運を約束してくれるとされています。

紅包とは?

赤い色と言えば、子供たちにとっては、お年玉として紅包(赤い封筒)をもらうことが旧正月で最もワクワクする瞬間です。紅包には通常お金が入っており、年上の人から子供たちに渡されます。 伝統的には紅包は愛情と祝福の象徴ですが、子供たちにとって紅包で最も重要なのは中身、つまりちょっとしたお金です。 地域によっては、現物の紅包を贈る習慣がバーチャルな紅包へと進化しています。モバイル端末やWeChat Payなどの決済アプリを利用すれば、簡単にデジタルの赤い封筒を送り合うことができます。

「春晩」とは?

「春晩」を観ることは、古くからの旧正月の伝統というわけではありませんが、近年では一般的になってきています。「春晩」または「春節連歓晩会」は、中国中央広播電視総台(CCTV)が毎年制作する音楽、ダンス、コメディ、ドラマなどのパフォーマンスを披露するバラエティ番組です。春晩は1983年に初めて放送され、現在では世界で最も視聴されている年次テレビ番組のひとつと言えるでしょう。年を追うごとに、春晩は新年の風物詩となり、大晦日には多くの中国人が家族と自宅でこの番組を観ます。しかし、若い世代は一般的にあまり関心がありません。

この人気娯楽番組についてもっと知りたい方は、中国人の友人に感想を聞いてみるといいでしょう。 好きな人もいれば、嫌いな人もいます。

旧正月を祝う地域は?

旧正月は100%中国の祭りだと思うかもしれませんが、中国国外に住む中国系の人々の人口が増加するにつれ、この祭りの伝統や慣習は世界中に広まりました。欧米諸国には多くのチャイナタウンやチャイニーズマーケットがあり、それぞれが旧正月を祝う特別な催しを行っています。旧正月が近づくと、中国と同じように、あちこちでランタンや獅子舞、爆竹を目にするようになります。さらに、太陰暦で旧正月を祝うアジアの国は他にもたくさんあります。例えばベトナムでは、同じ時期に「テト」と呼ばれる同様の祭りを祝っており、独自の伝統があります。

友達に使ってみたい中国語の新年の挨拶

この旧正月にTandemパートナーと使える特別なフレーズを、北京語と広東語でご用意しました。 甲辰の年を祝うために、いくつかの中国語の新年の挨拶をまとめてみました。これらの慣用句は、北京語または広東語で言うことができます。今年の旧正月に、タンデムパートナー(または他の中国語を話す友人や家族)と使ってみるといいでしょう。

中国語の旧正月フレーズ:

・新年快楽(xīn nián kuài lè)は北京語で「あけましておめでとう」という意味ですが、もう少しワクワクしたニュアンスを付け加えたい場合は、「万事如意(wàn shì rú yì)」を付け足すといいでしょう。
・万事如意は「願いがすべて叶いますように」という意味で、中国語話者が旧正月の間によく使う言葉です。
・恭喜发财,红包拿来(gōng xǐ fā cái, hóng bāo ná lái)は、どちらかというと冗談めかしたお祝いの言葉です。意味は「あなたに金運が訪れますように。さあ、赤い封筒をよこしなさい!」です。この言葉が生まれた当初は、最後の4つの言葉はありませんでしたが、この祝祭の金銭的なメリットを強調する皮肉な語呂合わせとして付け加えられました。

広東語の旧正月に関するフレーズ:

・新年快樂(sun leen fai lok) - 「あけましておめでとうございます」。これは、他の新年の挨拶のフレーズと組み合わせて一文で使われることがよくあります。例えば、新年快樂身體健康 -「あけましておめでとうございます。健康にお過ごしください」
・新年快樂歲歲平安 -「新年おめでとうございます。末長く平和でありますように」
・歲歲平安 -(sui sui ping on)-「何世代にもわたって平和でありますように」
・快高長大(fai goh jeung dai)- 「背が伸びて、たくましくなりますように」これは一般的に子供に対して使われます。
・學業進步(hohk yihp jeun bouh)- これは学生向けの挨拶で、勉学の進歩を願うものです。これは若い学生だけでなく、大学生以降の学生にも重視されます。
・恭喜發財(gong hei fat choy)- 新年が金運に恵まれる年になりますように、と願う場合に使われます。

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