ニューヨーク、ロンドン、スコットランドなど国・地域別の英語訛りの違いを解説!写真はイギリスの赤い電話ボックスニューヨーク、ロンドン、スコットランドなど国・地域別の英語訛りの違いを解説!写真はイギリスの赤い電話ボックスニューヨーク、ロンドン、スコットランドなど国・地域別の英語訛りの違いを解説!写真はイギリスの赤い電話ボックスニューヨーク、ロンドン、スコットランドなど国・地域別の英語訛りの違いを解説!写真はイギリスの赤い電話ボックス
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ニューヨーク、ロンドン、スコットランドなど国・地域別の英語訛りの違いを解説!

4月23日は国連の定める「英語の日」。今回は英語の日を記念して、国や地域別の英語の訛りやアクセントについて解説してみたいと思います!

__英語を母国語とするネイティブは世界におよそ10億人__以上と言われる世界最大の言語です。英語を公用語とする国は多く存在していますが、それぞれの国や地域でアクセントが異なることでも有名です。さて、皆さんは、一体どれくらいの種類の英語の訛りやアクセントが存在しているか、ご存知ですか?

正解は、「無数」です!というのも、なんとイギリスだけでも40種類以上もの訛りと方言が存在していると言われているのです。

では、ここからは、英語の訛りの中でも有名なものを抜粋して説明していきたいと思います。

イギリス英語のアクセント・訛り

イギリス英語には無数のアクセント・訛りがあるといっても良いくらいです。よって、イギリス人皆がベネディクト・ガンバーバッチやジュディ・デンチ、エマ・ワトソンと同じようなアクセントで英語を話すわけではありません。つまり、「イギリス英語のアクセント」というものは存在しないのです!さて、ここから主に有名なそれぞれの地域のアクセントや訛りについて見ていきましょう。

容認発音(Received Pronunciation)

この容認発音こそ、標準的なイギリス英語のアクセントとして知られているものです。一番わかりやすい例は、エリザベス女王の英語といったところでしょうか。中産階級から上流階級の人々が話す英語のアクセントであり、BBCニュースや『ダウンタウン・アビー』、『ブリジャートン家』といった時代モノのTVドラマの英語も、この容認発音です。

容認発音のアクセントの特徴としては、単語の一番後ろにつく「r」は発音されないことが挙げられます。例えば、「mother」という単語は「muh-thuh」といったように発音されるのです。さらに他に例を挙げると、「chance」や「bath」、「dance」などの単語の「A」の音は「father」という単語での発音のように伸ばして発音します。

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コックニー訛り(Cockney)

イギリス英語の中でも特に有名なのがコックニー訛り。日本人が聞いてもすぐに分かるはずです。コックニーは東ロンドンの労働者階級が話す方言として生まれたアクセントです。 コックニー方言では、「T」の音が軽く発音されるか、ほぼ発音されません。これは「glottal-stop」と呼ばれる声音閉鎖音と呼ばれています。例えば、「better」という単語は「beh-uh」(ベーアー)といった風に発音されるのです。

コックニー方言では、さらに単語の頭にある文字を発音しないケースが多くあります。例えば、「head」という単語の頭にくる「H」の音が発音されなくなるので、「ed」という単語のように発音します。また、一部の母音の音が変化することもよくあり、例えば「day」という単語は「die」と発音されたり、「buy」という単語が「boy」のように発音されるのです。

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ヨークシャー訛り(Yorkshire)

ヨークシャー訛りは北イングランドに由来し、イギリス最大の群であるヨークシャーにて話される訛りです。ヨークシャーの有名な都市といえば、リーズ、ヨーク、シェフィールドなどが挙げられますが、それぞれの都市でも訛りの種類が異なるということです!

ヨークシャー訛りを説明するのはなかなか難しいのですが、あえて表現するとすれば「平らでフレンドリーな訛り」といえば良いでしょうか。また、単語内に「ee」の音がある場合は、「eh」といった感じに発音されます。例えば、「happy」という単語は「hap-peh」と発音されます。次のYouTubeビデオで、ヨークシャー訛りをチェックしてみましょう。

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スコットランド訛り(Scottish)

イングランドよりさらに北のスコットランドにも、もちろんスコットランド訛りなるものがあります。そして、、エジンバラやグラスゴーなどの都市毎に訛りが異なるんです。例えばエジンバラの訛りは、グラスゴーの訛りよりもソフトであると言われています。

スコットランド訛りの特徴のひとつとしては、「r」の音が巻かれた音になり、母音をより引き伸ばすようにして発音します。例えば、「face」という単語は「fay-ce」といったように発音されます。ここで、ディズニー映画の『メリダとおそろしの森』より、スコットランド訛りの例を聞いてみましょう。

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ウェールズ訛り(Welsh)

ウェールズに住む総人口のおよそ30%がウェールズ語を話すといわれています。よって、この地方の英語の訛りも、ウェールズ語の影響を大きく受けているのです。ウェールズは美しい自然風景や、超絶に名前が長い村の『Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch』などで有名です。

ウェールズ訛りはとても面白いリズムを持った、フレンドリーな訛りです。ここで、女優のナオミ・ワッツがTV番組『Jimmy Kimmel』で、故郷のウェールズの街の名前を発音しているのを聞いてみましょう。

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北アイルランド(Northern Irish)

さて、イギリス英語の訛りの中でも忘れていけないのが北アイルランド訛りです。北アイルランド方言の中でもきわだって特徴的なのが、「small(小さい)」の代わりに「wee」という表現や、「young girl(若い女の子)」の代わりに「lassie」という表現が使われることなどです。

北アイルランド訛りは、文章の終わりにいくにつれてイントネーションが上がっていくことが特徴です。質問文でない場合であっても、イントネーションが上がっていきます。さらには、文章の終わりにくる「R」の音を大袈裟に「arrr」といった感じで発音するのです。

北アイルランド訛りの具体的な例をみてみたいという人は、Netflixの「デリー・ガールズ ~アイルランド青春物語~」を是非チェックみてください。デリー訛りを実際に耳にすることができますよ!

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北米・アメリカ訛り

アメリカ合衆国は巨大な国。よって、存在する訛りの数も無数にあります。今回は、その中から主な都市の訛りを抜粋してご紹介します。

ニューヨーク訛り(New York City)

アメリカ英語のアクセントで最もアイコニックで有名なのがニューヨークアクセント。ニューヨーカーのように発音するには、母音を引き伸ばして「awww」の音のように発音します。特に「A」や「O」の音を、引き伸ばして発音します。例えば「coffee(コーヒー)」という単語は「caw-fee」と発音され、「talk(話す)」は「tawk」と発音されます。

さらにニューヨーカーが話すニューヨークアクセントの目立つ特徴としては、「re」で始まる単語を柔らかい「ra」の音で発音することです。例えば、「regardless」という単語は「ra-gardless」と発音され、「return」という単語は「return」と発音されます。

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南部訛り(Southern)

まず南部訛りの英語で最も目立つ特徴が、そのゆったりとしたスピード感。他の地域の訛りよりもゆっくり、のんびりした雰囲気の訛りです。母音を引き伸ばすゆっくりとした独特の話し方は、「Southern drawl」と呼ばれています。

さらには、「going to」という単語が「gonna」とまるで1つの単語のように発音されます。「let me」という単語も「lemme」と発音されるのです。また、「tire」のように2つの音節がある単語は「taar」というようにまるで1つしか音節がないように発音されます。

さらに挙げられる特徴としては、「I」が「aah」と発音されたり、「my」が「mah」と発音されることです。例えば、「Oh no, I have a flat tire.(どうしよう、タイヤがパンクしちゃった。)」という文章においては「lordy be, aah've got a flat taar」と変化するのです!

カナダ訛り(Canadian)

カナダ英語には、イギリス英語とアメリカ英語の両方の要素が含まれ、それに加えてカナダ英語ならではの独特の特徴もあります。ただし、カナダに住んでいない人にとっては、アメリカ訛りとカナダ訛りの違いを見極めるのはなかなか難しいようです。ですが、違いを挙げてみたいと思います。

例えば、「about」という単語は「a-boot」と発音されます。また、「news」という単語は「nyoos」と発音されます。

総合的なアメリカ訛りの「一般米語」って?(General American) 一般米語は、アメリカで最も標準的とされる英語であり、地域や人種、社会経済的特徴に特に影響されない英語とされています。

高等教育を受けたアメリカ人や中部、西部のアメリカ人がこの一般米語を話すと言われています。

木の上にいるコアラ

オーストラリア訛り(Australian)

イギリス英語や北米の英語と比べてよりインパクトが強いのがオーストラリア訛りです。オーストラリア訛りはニュージーランド訛りともよく似ています。オーストラリア訛りでは、文章の最後をまるで質問のようにイントネーションをあげることが特徴的です。

また、単語の中で2つの母音の間に「T」の文字がある場合は「D」のように発音されます。例えば、「He drinks a lot of water」という文章は「He dinks alodda wader」といった風に発音されるのです。

また、一部の単語の終わりの部分では、より顎を開いてオープンな発音をします。例えば、「letter」という単語は「led-dah」と発音され、「neighbor」は「neigh-bah」と発音されるのです。

いかがでしたか?

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