「一石二鳥」などスペイン語でよく使われる慣用句17選!これでスペイン語ネイティブのような言い回しを目指そう!
これまでにスペイン語で会話をしていて、直訳しても意味が通じない文章や表現に出会ったことはありませんか?おそらく、__スペイン語の慣用句__だったために完全に理解できなかったのかもしれません。
この記事ではスペイン語ネイティブのような話し方を目指す人のために、スペイン語でよく使われる慣用句をまとめました。
ほとんどのスペイン語の表現が特定の国もしくは地域のみで使用されています。よって、スペイン語の慣用句の数は膨大そのもの!今回はその中から17個選択しました。
1. Tiene más lana que un borrego
直訳すると「その人は子羊よりも羊毛を持っている」となりますが、これはその人がたくさんお金を持っているということを意味する慣用句です。__羊毛を意味する「lana」はお金を意味するスラング__です。
2. Echar agua al mar
このスペイン語の表現を直訳すると「海に水を投げ捨てる」。実際の意味は、「全く無意味なこと」を指します。
3. Quedarse de piedra
直訳すると「石のようになる」。実は、スペイン語の世界では「非常に驚く」という意味なんです!意外ですね。予想外ゆえに思わず動作も止まってしまうような驚き具合を表現しています。
4. Se me hace agua la boca
「口の中が唾液でいっぱいになる」という訳になるこちらの表現。スペイン語で「よだれが出ちゃう」の意味となります。
5. Le falta un tornillo
直訳すると「ねじが足りない」を意味するこちらのスペイン語の慣用句。誰かが狂っている、クレイジーであるという意味の慣用句です。英語でいう「nutjob」にあたります。
6. Pedir peras al olmo
直訳すると「ニレの木に梨を頼む」となるこちらの慣用句。「何か不可能なことを期待する」という意味のスペイン語表現です。
7. Dos pajaros de un tiro
こちらは日本語の「一石二鳥」にあたるスペイン語の慣用句です。日本語と同じような表現があるとなんだか嬉しくなってしまうのはなぜでしょう?
8. Ser pan comido
このスペイン語表現を直訳すると「食べられたパン」。このままだと意味が通じませんが、この表現が英語の「a piece of cake」にあたるものなんです。つまり、「とても簡単」という意味なんです!
9. Perder los estribos
このスペイン語慣用句は「うっかり堪忍袋の尾が切れる、冷静さを失う」という意味です。
10. No tener pelos en la lengua
この表現を直訳すると「舌の上に毛がない」となり、意味が通じませんが、実際には「他の人の気持ちを気にせず思ったままを話す人」のことを指します。例えば、”Juan no tiene pelos en la lengua”という文章の場合は「フアンは何でも気にせず思ったままだけを話す」という意味になります。
11. Más sabe el diablo por viejo que por Diablo
このスペイン語の慣用句を直訳すると「悪魔は年老いた男性よりも知っている」となりますが、実際の意味は「年寄りは若者よりも人生経験が豊富で賢い」という意味になります。
12. No ver tres en un burro
この慣用句を直訳すると「ロバの上に3人の人が見えない」となりますが、実際には「視力がものすごく悪い人」を意味します。例えば、“¡Sin gafas no veo tres en un burro!”という文章は、「メガネなしだと何も見えない!」という意味となります。
13. Tirar la casa por la ventana
直訳だと、「家を窓から投げ捨てる」となりますが、実際には「お金に糸目をつけない」という意味の慣用句です。
14. Barriga llena, corazón contento
このスペイン語は「お腹がいっぱいで、心も幸せ」の意味の慣用句。日本でもスペイン語の世界でも、共通する感覚であることがわかります。
15. Para todo hay remedio menos para la muerte
これは、直訳すると「死以外のすべてには救済法がある」の意味。どれだけ状況が悪く見えても、なんとか直す方法はあるという意味のスペイン語の慣用句です。
16. Ponerse las pilas
もしスペイン語ネイティブから“¡ponte las pilas!”と言われてしまったら要注意。というのも、この慣用句は直訳すると「自分に電池を入れる」という意味なので、「もっと集中して!/ちゃんと起きて!」の意味となります。
17. Creerse la última Coca-Cola del desierto
このスペイン語表現を直訳すると「自分が砂漠で最後のコカコーラであると信じる」。これは、「自分のことを過大評価している人」のことを表現するスペイン語の慣用句です。
いかがでしたか?
外国語にはそれぞれ独特の表現があり、直訳しても意味が通じないことがしばしばあります。ですが、今回とりあげたようなスペイン語の慣用句をぜひ覚えておきましょう。Tandemのアプリでの言語交換パートナーとの会話でも使ってみると、相手が驚くこと必須です!
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