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イギリス英語の最重要スラング50選を総まとめ!<保存版>

イギリスのロイヤルファミリー関連のゴシップが好きな人も、「Doctor Who」や「Peaky Blinders」のような人気番組を観ている人も、間違いなく聞きなれない、面白いイギリスのスラングに出くわしたことがあるはずです。こうしたイギリス言葉はもちろん英語の一部ではありますが、その意味は他の英語圏の国と大きく異なる傾向があります。

イギリスのスラングは一見全く違う言語のように聞こえますが、イギリス人の中でもかなり地域差があります。実際、同じ地域や都市内でも、エリアによって独自のスラングがあります。例えば、ロンドンのスラングとマンチェスターのスラングはまったく異なる場合があります。イギリス各地を旅行する際は、その違いに耳を澄ましてみましょう。すぐに他の英語圏の国々のスラングと、よく使われるイギリスのスラングとの意味の違いに気がつくはずです。それでは、さっそくイギリスのスラングをご紹介しましょう!

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英国スラング50の必須知識

1. Bloke

"Bloke " はアメリカ英語で言うところの "dude "。意味は "男"。

2. Lad

"Bloke" と同じ意味ですが、"lad " は少年や若めの男性に使われます。

3. Bonkers

"bonkers" は必ずしも悪い意味ではなく、"mad" や "crazy" といったニュアンスです。

4. Daft

何かがちょっと馬鹿げているという意味で使われます。特に攻撃的な意味ではなく、イギリスのスラングでは、ちょっと下らないとか、バカバカしいというニュアンス。

5. To leg it

トラブルから逃げるという意味。"I legged it from the police."(警察から逃げた)。

6. Trollied / Plastered

この2つの単語は、酔っ払いを意味するイギリスのスラングです。例えば "hammered " のように、ほとんどどんな単語でも "ed " を付けるだけで「酔っ払い」の意味になります。

Drunk-British-slang

7. Quid

イギリスのスラングでイギリスポンドのこと。"squid" (イカ) と呼ぶ人も。

8. Dodgy

このイギリスのスラングは、物事や人が少し怪しかったり、疑わしいことを表すのに使われます。例えば、賞味期限切れでちょっと味がおかしい食べ物に対して使ったり、人に対して使う場合は胡散臭いという意味になります。

9. Gobsmacked

これはまさにイギリスらしい表現です。"Gobsmacked" は、想像を絶するほどの衝撃を受ける、驚くという意味です。"Gob" は「口」を意味するイギリスの表現です。

10. Bevvy

これは "beverages" の略で、たいていはアルコール飲料、特にビールを指します。

11. Knackered

"Knackered" は非常に疲れている時に使います。例えば、"I was up all night last night, I'm absolutely knackered." (昨日一睡もしてなくて、もうヘトヘト) のように使います。

12. Lost the plot

"lost the plot" してしまった人は、怒ったり、理不尽になったり、とんちんかんな行動をとったりします。例えば、"When my dad see the mess I made, he lost the plot." (僕がめちゃくちゃに散らかしたのを見てお父さんは激怒した) のように使います。

13. Taking the piss

イギリスのスラングで最もよく使われるフレーズの一つ。"take the piss" とは、何かを馬鹿にしたり、皮肉を言う、といった意味です。例えば、"Don't be so serious, I was just taking the piss."(そんなにマジになるなよ、ちょっとからかっただけだよ) のように使います。"being pissed" (後述) と混同しないように気をつけてください。

14. Pissed

イギリス人は確かに "bevvy" (ビール) が大好きです。これは、たくさんある「酔っ払っている」という意味のイギリス言葉のひとつ。

15. Throwing a wobbly

癇癪を起こすという意味のイギリス表現ですが、大人や、もしくは普段は分別のある人が起こした癇癪を表現するときに使われる傾向があります。

16. A cuppa

A cuppaは "a cup of tea "の短縮形です。"fancy a cuppa?" (一杯いかが?) という表現をよく耳にするかもしれませんが、この一杯は普通は紅茶のことを指します。イギリス人はイメージ通り、紅茶が大好きです!

cuppa-British-slang-English-tea

17. Bloody

イギリスのスラングでは、"bloody" は発言や他の単語を強調します。例えば、"That's bloody brilliant!" (すごいね!) のように使います。軽い悪態 (swear word) のような扱いですが、仕様頻度が高いため、たいていは大目に見てもらえます。例えば、"Oh bloody hell!" (何てこった!) のように使われます。

18. Can’t be arsed

イギリスのスラングでよく使われるのが "Can't be arsed" です。これは、何かをするのが面倒くさいという、くだけた表現です。書くメッセージでは ”CBA" と略されることもあります。

19. Chuffed

誰かが "chuffed" な状態であれば、とても喜んでいるということです。

20. Skint

"Skint" は、イギリスではお金がないという表現です。"fivers" や "tenners" がない状態です。

21. Fiver

5ポンド札。

22. Tenner

10ポンド札。

23. Bog

ぬかるんだ沼地ではなく、トイレ。これはかなりイギリスっぽいです!

24. Bog roll

bogで使う紙のことで、別名「トイレットペーパー」。

25. Bird

イギリスのスラングで、女の子や女性のことを指します。

Bird-British-slang

26. Mug

"Mug" は特にロンドンのスラングで、コックニー訛りにまつわるものです。これは馬鹿や愚鈍な人という意味で、人を表す言葉としてあまり褒められたものではありません。

27. Chav

喧嘩をしたり、トラブルを起こしたりするフーリガンの若者を指す蔑称。"Chavs" は通常、下層階級とみなされます。

28. Git

"Git" はイギリスの侮辱表現。とても不愉快で、無能で、バカな人 (通常は男性) を表す、"chav" が使うスラングです。

29. Cheeky

誰かの行動を表現するために使われます。誰かが "cheeky" である場合、その人は少し失礼だったり小賢しかったりするのですが、同時に魅力的だったり、面白いという印象を与えます。例えば "cheeky" な子供は、生意気だったり、小賢しかったりするでしょうから、おそらくトラブルに巻き込まれてしまうでしょう。

30. Slag off

"slag someone off" とは、言葉で攻撃して人をからかうことを意味します。

31. Sod

devil (悪魔) やthing (物) と同じような意味で、人、特に男性を指すのに使われるイギリスの表現。例えば、"You stupid sod!" (おまえはバカな奴だな!) や "You lucky sod!" (ラッキーな奴だな!) など。

32. Grafting

"Grafting" はスコットランドのスラングで、女の子の気を引こうとしている若者を表します。"flirting" (媚びる、口説く) のイメージに近いかも。イギリスのリアリティ番組『Love Island』でよく聞く言葉です。

33. Muppet

こちらもイギリス英語でよく使われる侮辱の表現。頭の悪い人、何の解決方法も思いつかなそうな人に対して使われます。

34. Pants

イギリスでは、"pants" は一般的に下着を指します。ただ、"pants" は "bad" と同じ意味で使われることもあります。例:"That's pants!" (それはひどい!)

35. Prat

これもまた古典的なイギリスのスラング。"prat" とは、自分のことばかり考えていて、大抵は頭の悪い人のこと。「妄想に囚われている」というニュアンスも含まれます。

36. Nosh

"Nosh" は「食べ物」を意味するイギリスの表現。"That's real good nosh!" (あれは本当に美味しい!)

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37. Buzzin’

"Buzzin'" はほろ酔い、またはちょっとだけ酔っ払っている状態。また、"I just booked my holiday to Spain, I'm absolutely buzzin'" (スペイン行きを予約したところで、とてもうきうきしている) のように、わくわくしている、とても幸せであることを意味するイギリスのスラングでもあります。

38. Pied off

これはBuzzin’とは正反対。"pied off" されるというのは、断られたり、打ちのめされるということです。

39. Bev

これを『Love Island 2019』で初めて聞いたとき、ほとんどの人が混乱したのでは。"Bev" は "超イケメン" という意味。

40. To crack on

"To crack on with something" は「何かを始める、続ける」という意味。このイギリスのスラングを文章で使うなら、"It's getting late, I better crack on." (もうこんな時間だ、(仕事などに) 取り掛からないと) と言った感じです。

41. Gutted

何かにひどく失望するという意味。"I was absolutely gutted when I heard the bad news." (その悪い知らせを聞いた時、私は本当にがっかりした。)

42. Blimey

何かに対して驚いたときに使われるスラング表現です。例: “Blimey, look at that!” (おい、あれを見ろよ!)

43. Cock-up

いかがわしいイメージを思い浮かべないでください!これは間違いや失敗を意味するスラングです。例:"I made a total cock-up of it." (どんでもないミスをしてしまった。)

44. Kerfuffle

誰かとの意見の不一致を意味するスラング。"kerfuffle" には "fuss"と似たような意味もあり、「やきもきさせられる物事」も意味します。例:“It was all a big kerfuffle.” (それは一大事だった。)

45. Innit

イギリスでよく耳にするスラングのひとつで、「〜でしょ?」という意味の“isn’t it?” を省略したスラング。例文: "Cool, innit." (クールでしょ?)

46. Cracking

何か物事や人がとりわけて良かったり素晴らしい時に使われるスラング。例: “He’s a cracking lad.” (彼はすごく良い奴だ)、 “That’s a cracking cuppa.” (すごく美味しい紅茶だ)

47. Minging

気持ち悪い、キモいという意味のスラング。

48. Proper

"proper" は "very" や "extremely" の代わりとして使われます。例:"That's proper good nosh, innit." (あれはすごく美味しいよね。)

49. To nick

これは「盗む」という意味のイギリスの表現です。例: "I nicked these sweets from the shop." (これらのお菓子を店からパクった。)

50. Faffing around

"Faffing around" はとてもイギリス的な愉しみです。特に実りのあることを何もしない、または比較的短時間で終わるような簡単なことに不必要なほど時間をかけることを意味します。

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イギリスのスラングを便利に楽しく学べるように、それらをリストにまとめたPDFを用意しました。こちらからダウンロードできます。

こちらからダウンロードしてご利用ください。

イギリスのスラングの学び方

イギリスのスラングは、それ自体が一つの言語のようなものです。一般的な英語の教科書には載っていないので、学ぶための教材を見つけるのが難しいかもしれませんが、少し頑張って探せば、よく使われるイギリスのスラングが学べる教材はたくさんあります。イギリスのスラングに慣れる鍵は「浴びる」ことです。ここでは、イギリス英語にどっぷり浸かる方法をいくつかご紹介します。

イギリス人のステレオタイプについての記事もたくさん用意していますので、興味のある方はそちらもご覧ください!

イギリスのテレビ番組

『TheInbetweeners』は、社会的に問題を抱えた4人の仲間たちが10代から大人へと成長していく姿を描いたイギリスの人気コメディ。2012年と2014年に2本の映画も公開されています。登場人物たちは絶えずイギリスのスラングを使っているので、リアルでの使われ方を知るのにぴったりの教材です。

『The Royle Family』は超定番の名作。BBC (イギリスの国営放送) 向けに制作されたイギリスのシットコムで、マンチェスターの平均的な労働者階級の家族の日常生活を描いています。イギリスでよく使われるスラングが登場し、また家族で見るのにぴったりです。

その他のイギリスのテレビ番組には、以下のようなものがあります:

『Little Britain (邦題:リトル・ブリテン)』- イギリスのスケッチ・コメディ。これも家族で見るのに向いています。

ネイティブスピーカーと話す

イギリスのスラングに一番詳しいのは、もちろんイギリス人です!イギリスのスラングを学ぶ最速で効率的な方法は、ネイティブスピーカーと話すことです。ネイティブスピーカーはどこにいるのかって?Tandemにお任せください!

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イギリスの音楽を聴く

イギリスのポップ、ラップ、ヒップホップには、イギリスのスラングがよく登場します。イギリスのアーティストの音楽を聴いて、歌詞をチェックしてみましょう。以下に、お勧めのイギリス人アーティストをご紹介します。

イギリスのラップ、ヒップホップ・アーティスト:Stormzy、Professor Green、Dizzee Rascal、Wretch 32

イギリスのポップ・アーティスト:Ed Sheeran、Lily Allen、Jessie J、Rita Ora、Dua Lipa、Sam Smith

イギリス英語のスラング表現に自信はありますか?知識を試せるクイズはこちらです。頑張ってください!

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