詩人、小説家、文芸評論家、翻訳家として活躍。「丘の中の家(原題:La Casa in Collina)」は第一次世界大戦中を舞台とした文学傑作です。戦時中の田舎のイタリアをみずみずしく表現した文章が魅力的。イタリア語の原文でじっくりと読んでみたいものです。
フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)
映画監督、脚本家。イタリア文化に没頭したい人には、フェデリコ・フェリーニが監督した映画作品24本がオススメです。代表作に「道(原題:La Strada)」、「カビリアの夜(原題:Le Notti di Cabiria)」、「甘い生活(原題:La Dolce Vita)」があります。もちろん、日本語字幕つきで見ても楽しめますが、イタリア語で交わされる会話が詩のように美しく、ぜひともイタリア語で鑑賞してみたいものです。
アルテミジア・ジェンティレスキ(Artemisia Gentileschi)
17世紀に活躍した、カラヴァッジオ派の女性画家。女性画家が珍しかった当時、フィレンツェの美術アカデミーにおける初の女性会員となりました。聖書にある苦しむ女性の姿を、力強く超現実的に描きました。最も有名な作品である「ホロフェルネスの首を斬るユーディット(原題:Giuditta che decapita Oloferne)」には、暴行者ホロフェルネスの首を斬る女性ユーディットの姿が描かれています。フェミニストの先駆け的存在としても評価されています。
俳優、映画監督、コメディアン。1998年公開の映画「ライフ・イズ・ビューティフル(原題:La vita è bella)」では、監督、脚本、主演をつとめ、米国アカデミー賞で主演男優賞などを受賞。第二次世界大戦中に強制収容所に収容されながらも、息子を必死に守ろうとする父の姿を描きました。収容所の生活を「ゲーム」として息子に諭すその様子は、まさにイタリア語だからこそ可能な遊びだったのかもしれません。
ミケランジェロ・ブオナローティ(Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni)