ロシア語の悪態とその意味
言語を学ぶことは、新しい文化を理解し、ぬるま湯から飛び出すための、楽しくエキサイティングな方法です。もちろん、語学力を磨くために時間の98%は、言語に含まれる様々な要素や、語彙、発音に費やされるでしょうが、残りの2%で遊び心を満たしてみませんか?スラングやイディオム、さらには悪態も含めて、言語のあらゆる側面を勉強してみたいですよね。
ですからこの記事は丸ごと、ロシア語の悪態に捧げられています!ただし、こうしたロシア語の悪態を学ぶのは楽しくても、空気を読まずに不適切に使うのは興醒めだということを覚えておいてください。そうではなく、まずはネイティブスピーカーの友人とロシア語の悪態を使う練習をしてから、徐々にロシア語の会話に取り入れていきましょう。
ロシア語の悪口と一般的な翻訳
ロシア語のアルファベットをマスターしたら、いくつかの文章を組み合わせることや、語彙を増やすことを始めましょう。名詞、形容詞、動詞など、ロシア語に不可欠な要素の理解から始めることが大切ですが、その過程でちょっと遊び心を持ってみてもいいのでは。ネイティブのようにロシア語を話し、理解するために、ロシア語の悪態とその使い方を学びましょう。
日本語に翻訳したロシア語の悪態
ロシア語で悪態をつく方法を学ぶときは、発音に集中することが大切です。これらのロシア語の悪態を文の中で、あるいは単体で練習してみてください!ただ、使う相手に気をつけることを忘れずに。それでは、ロシア語でよく使われる9つの悪態を紹介します。
Хуй -「クソ野郎(ディック)」
これはロシア語で最もよく使われる悪態の一つです。いくつかの異なる用途があり、さまざまなフレーズや派生語で使うことができます。他の言語と同じように、ロシア語の悪態として使うこともできますし、侮辱の言葉の1つとして使うこともできます。この罵り言葉の起源に関する情報はあまりありませんが、いくつかのスラブ系言語に似た言葉があります。
ほとんどの場合、ロシア語の悪態「xуй」を文中で使っても、男性の生殖器とは何の関係もありません。それよりも、何かうまくいかないときやイライラしているときに、「クソ」や「ファック」という言葉と同じように使われます。また、罵倒語のひとつとして、誰かに「失せろ」と言うときにも使われます。「Хуй」は他の単語と組み合わせて、もっと長いロシア語の悪態や罵り言葉を作ることもできます。
Сука -「クソ女(ビッチ)」
このロシア語の悪態は英語と同じように使われます。しかし女性が女性に対して使うことがほとんどです。特定の状況では男性を指す場合にも使えますが、あまり一般的ではなく、通常は使われません。文脈によっては、おどけた調子で使われることもあります。
Сволочь -「嫌な奴/カス」
このリストの前出のロシア語の悪態に比べればかなりマイルドですが、「嫌な奴/クズ」も侮辱として使われます。この単語は「引きずる」という語源を持ち、「ゴミと一緒に引きずり込まれた」、「猫が引きずり込んだものを見てみろ」という慣用句に深く関連しています。実は14世紀から存在するため、ロシア語の悪態としては古い部類に入りますが、現在でもよく使われています。軽い悪口と考えられていますが、言われた方は不快感を抱きます。
Жoпа - 「ケツ/ガキ」
「Жoпа」はもともと「ケツ」を意味する汚い言葉(Жóпа)から派生したものですが、少し変化して(óからoへ変化)、より遊び心のあるロシア語の悪口のひとつとなりました。現在では「Жoпа」は家族や親しい友人、恋人の間で愛情表現として使われています。これは(愛情はあるものの)冗談として使われます。ただし、使う相手を間違えると失礼にあたることもあるので、慎重に使いましょう!
Мудак -「バカ」
誰かに腹を立てているとき、その人のことを「バカ」と呼ぶことがあるかもしれません。ロシア語の「mудак」もこれと同じ用法ですが、男性に対してのみ使われる蔑称です。これは豚の去勢を意味する古代ロシア語に由来します。男性が無礼な振る舞いをしたり、まぬけな行動をとったり、思いやりのない態度をとったりするときによく使われます。
Гавно-「クソ」
このロシア語の悪口は、直訳すると「クソ」または「ウンコ」に由来します。スラブ語の原語を直訳すると「牛の排泄物」です。特に、がっかりしたとき、悪いことが起きたとき、ちょっとした危機を経験したときなど、英語のそれと似たような使い方ができます。
Пиздец - 「ちくしょう」
このロシア語の悪態も古語に由来します。直訳すると「陰部」または「膣」のような意味だと考えられていましたが、長い年月の間に意味が歪んでしまいました。このロシア語の悪態は、悪い状況や出来事を表現するのに使えます。また、英語での「ちくしょう!(Damn it)」と同じように、単独の悪態として使うこともできます。
блядь -「くそったれ(ファック)」
英語での「ファック」の用法と同じだと思うかもしれませんが、ロシア語の「ファック」という悪態は実は動詞です。当然のことながら、これは古代の言葉に由来し、生殖を表す際に使われていました。ロシア語で「блядь」を使うときは、一緒にいてあまり楽しくない人、迷惑な人、あるいは未熟な人を表現することが多いようです。
Лох-「バカ、アホ」
言葉から受ける印象とは反対に、これはロシア語ではとても激しい侮辱です。ロシア語の罵り言葉の一種で、相手を故意に傷つけようとして使うものなので、使うつもりなら注意してください!
ロシア語独特の悪口
ロシア語の悪口の多くは、英語や他の言語で使われる侮辱と似ていますが、かなりユニークなものもいくつかあります。以下のロシア語の悪口は、英語では同じ意味を持ちませんが、一度その訳を見たら、友達同士で使い始めるかも?ロシア語のユニークな表現をもっと学びたい方は、今すぐTandemをダウンロードしてネイティブスピーカーとマッチングしてみましょう。くれぐれも、ロシア語で新しく覚えた悪口を言わないように気をつけてくださいね!
Гандон -「コンドーム」
このロシア語の悪口はちょっと独特で、英語の「コンドーム」は男性用避妊具を指します。しかし、下品な人、迷惑な人、あるいは「弱い」と思われる人を表現するなら、「Гандон」と呼ぶでしょう。また、単に嫌いな人を表現する場合にもロシア語でこの悪口を使えます。
Мочи перхоти -「おしっこを我慢するフケ」
さて、このロシア語の悪口は、私たちが見た中で最もユニークなものの1つです。英語を母国語とする人が聞くと、小学生の頃に言ったことのあるような響きがあって、とても面白いですね。そして、お察しの通り、これにはロシア語の悪口であるという事実以外に、何の意味もありません。
Лошадь мочи -「馬のおしっこの穴」
同様に、このロシア語の悪口は奇妙に聞こえるかもしれませんが、彼らは他人を「おしっこの穴」と呼ぶのを楽しんでいるようです。
Развалюха -「走りながらバラバラになっていく車」
最後になりますが、次々と失敗を繰り返す人や、ちゃんと準備ができていない人を、「Развалюха」と表現することができます。これは誰かを「走りながらバラバラになっていく車」と呼んでいるようなもので、とても侮辱的です!
ロシア語の悪態を学ぶことは、発音を練習し、文脈を理解し、語彙を増やす楽しい方法です。Tandemをダウンロードして、ネイティブスピーカーとマッチしましょう。世界中に数百万人ものメンバーがいるTandemなら、ロシア語会話に自信を持てる相手がきっと見つかります。また、その過程で新しい友達が見つかるかもしれません。
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